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コロナ禍の結婚式:緊急事態宣言での2度の延期~悩みに悩んだ1年間

Twitterにも書きましたが、先日ようやく結婚式を挙げることができました。
元々は5月開催の予定でしたので、約1年の延期となりましたが、挙式できました。そして、これは偶然なのですが、時事通信社より取材を受け、時事ドットコムやYahooニュース等に掲載されました・・・!
これまでの延期判断と、開催にあたって注意したことなど、まとめたいと思います。


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プロフィール

友人の紹介で知り合ったふたり。 数年の交際を経て、2019年に婚約!! 東京都に転居して、新生活をスタート! 親族や友人を含め、50人規模の結婚式を企画。 2020年5月に挙式予定!

式場決め~コロナ感染拡大初期

私たちが挙式の準備を始めたのは2019年10月でした。
この頃はコロナの話などなく、2人でゼクシィを見ながら3件の式場を回り、気に入った式場を選びました。挙式日は、約半年後の2020年5月に決めました。
式場のプランナーさんから、キャンセルや延期時の説明を受けたときも、「まぁそんなことはまずないだろう」という気持ちで聞いていました。何日前にキャンセルすると何%の費用がかかり、、、といった契約条項についての説明を受けたときも、念のためにメモを取っていた程度でした。プランナーさんによると、東日本大震災のときは、式場判断で挙式を中止したことがあったそうで、そのときはキャンセル料や延期料を式場持ちにされたそうです。私たちとしても、挙式日を変えることはまずないという心境でしたし、東日本大震災レベルの災害がおきない限りは挙式できると考えていましたので、話半分で聞いていた、というのが正直なところでした。

式場決定後も、一般的なフローどおりに、準備を進めていたと思います。結婚式に呼ぶ親族や友人らへの結婚のご報告と、結婚式にお呼びしたい旨のご連絡。それをうけての招待状の準備。披露宴の進行の検討や、お花選び、テーブルクロスのデザインやウェルカムスペースの検討などなど。順調に進められていたと思います。

コロナの問題が、ニュースで取沙汰されるようになり始めたのは、1月頃からです。都内では2020年1月23日に最初の感染者が診断され1日当たり0~10人で推移していました。しかし、コロナの感染が世間で話題になり始めても、その時点ではそこまで注視していなかった、というのが本音です。

コロナ感染拡大と緊急事態宣言、延期判断まで

新型コロナウイルスのニュースが本格的に気になりだしたのは、2月後半~3月頃だったと思います。
3/11にはWHOのテドロス事務局長がパンデミックであることを表明し、トランプ大統領からも五輪開催は難しいんじゃないか、といった話も出始めました。挙式に向けては、2か月前を目安に招待状を送るため、3月はまさに招待状を送るタイミングで悩まされました。この時期から、式場とも頻繁に連絡を取るようになり、式場としての判断を伺うようになりました。幸い、私たちが挙式予定の式場では、「キャンセルの場合にはキャンセル費用がかかるものの、延期であれば、何度延期しても追加費用は取らない」という判断をしてくださいました。延期に費用がかかる式場もあると伺っており、この点は非常に助かりました。
とはいえ、得体の知れないウイルスが蔓延している状況は悩ましく、ひとまず招待状は送るものの、列席者には個別にメールやLINEをして、状況を見て延期等の判断もありうることをお伝えしました。

そのような状況の中で、4月7日、安倍内閣より1回目の緊急事態宣言が発出されました。結婚式場への影響はというと、東京都では、ホテル・旅館の集会に用いるスペースを含む集会・展示施設等を「基本的に営業の休止を要請する」対象としました。床面積の合計1000平米超の施設が対象とされましたが、それ以下の施設についても休業協力を依頼するように求めました。私たちの式場は、まさに1000平米超の施設に該当したため、式場自体が閉鎖されることになり、延期を余儀なくされました。度々泣き出しそうになる妻を慰めながら、両親にも電話で説明し、友人らにも延期とする旨を伝えました。ただし、緊急事態宣言の有無によらず、延期決断をするところではありました。当時は未知のウイルスが市中感染をしており、感染の実態も掴めていない、という印象が強く、親族には高齢者の方もいたため、2人で延期判断をしようという決断のタイミングでもありました。

延期日について深く考えていなかったのですが、半年程度延期される方が多いという話を聞き、私たちも1月開催としました。

次回に続きます