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コロナ禍の結婚式:緊急事態宣言による1度目の挙式延期~感染収束を願う日々

前回に続いて、コロナ禍の結婚式について、第二弾です。

前回までのあらすじ

親族や友人にお声がけし、 2020年5月に挙式を予定していたものの、 緊急事態宣言に伴い、2021年1月に延期。 新型コロナの収束を願いながら、 ニューノーマルの生活を送っている。

1度目の緊急事態宣言発令

その後、しばらく結婚式のことは忘れて、新婚生活を楽しんでいました。
結婚式の小物作りなどがあったのですが、半年以上先となると力を入れるのも難しく、今の生活を楽しむことにしました。

近所の散歩やサイクリング、自宅で一緒にゲームをしたりなど、満喫していました。5月の挙式予定だった日には、2人でお祝いをし、妻にちょっとしたサプライズムービーと花束をプレゼントしました。2人の思い出を、こっそりとムービーにまとめていたのですが、サプライズも成功し、感動してもらいました!

自宅のカスタマイズや、別ページで更新しているDIYを始めたのもこの頃でしたね。お互い、趣味も充実していたと思います。両家両親とも、たまにテレビ電話で連絡を取りつつ、ニューノーマルの生活に慣れていきました。

6月、7月と感染者数も減少し、7/22にはGoToキャンペーンが始まりました。8月に一時は第二波で感染者数が増加したものの、その後すぐに減衰し、「この調子であれば、1月には問題なく挙式もできそうだな」という漠然とした期待感がありました。
※ これは後から思えば・・・ではありますが、この時期に挙式前倒しの判断をしても良かったのかもしれません。

9月、10月、11月と過ぎ、挙式延期日の2か月前というタイミング、まさに式場とも再打ち合わせを始める時期に、感染者数が再び増加傾向に転じました。これはきつかったですね。。

ご招待する方には、丁度連絡を入れるタイミングでしたので、一番感染が収まって欲しい時期に拡大傾向になってしまい、大変悩みました。一番悩んだのが友人を呼ぶかどうかの判断で、高齢者の親族もいるため、どうしたものかとなりました。祖父母も来たいと言っていましたし、新婦が祖父母にはお世話になったということで、私たちも来てほしい気持ちでした。列席者の人数が多すぎると、どうしても感染リスクが気になりました。
2人で長く悩んだ末に、親族婚の形に変更する決断をしました。勿論、友人に会いたい気持ちも強かったのですが、親族優先と考え、やむを得ない判断でした。
私が気がかりだったのは、妻の友人が来れなくなる点でした。結婚式は基本的に新婦のためのイベントと考えていますし、その晴れ舞台を妻の友人の方にも見てもらいたい思いがありましたので、苦渋の決断でした。半ば私のエゴですが、結婚式では妻に喜んでもらいたい気持ちが一番強かったので、挙式が寂しくなるような、もの悲しくなるような形にはしたくなかったんですよね。
*親族婚自体は、後でも述べるようにとても良いものだったのですが、友人を含めた挙式でしかできないこともあるので、それを諦めるのが辛かったですね。

友人とは、別の機会に飲み会をするなり、家に呼ぶなりして、そうした場でご挨拶をして、写真等で式の様子も伝えていこう、という考えで、気持ちを落ち着けたと思います。
とはいえ、気持ちが概ね固まった後でも、連絡を入れるときは少々憚られました。2人でこの日に連絡しようと決めて、まず両親に電話で決断を伝え、その後式場・友人にも連絡しました。

第三波の到来、2度目の緊急事態宣言

2020年12月は大変もどかしい気持ちでしたね。
感染者数がどんどん増えていき、緊急事態宣言をいつ出すんだろう、という思いでニュースを見ていました。式場との打ち合わせをしつつ、小物作りや動画作り等、自分たちの準備も進めたのですが、どこかで「本当に開催できるのか?」という思いもあり、身が入らないところもあったと思います。

12月後半になり、式までもう少しという時期にも関わらず、感染者数は増えるばかりで、緊急事態宣言の発令もありませんでした。この時期は、式場との相談に時間を要しました。1度目の緊急事態宣言では、式場が休業対象に含まれていたため、今回もそのような形になるのではないか、と考えていました。
また発令された場合、そのタイミングも大変重要でした。例えばですが、挙式日の1週間前に発令されたとなると、この時点で式場はお花や料理を発注してしまっています。そうなると、挙式延期時の費用はどちらで持つのか、といった話もしました。式場側としても、実際に緊急事態宣言が発令されて、その内容が確定してからでないと、キャンセル料の持ち方の方針も決められないという回答でした。緊急事態宣言が発令され、仮に式場側で中止判断をしたとしても、そのキャンセル料を新郎新婦側が持つ可能性もあるということで、相談に時間がかかりました。この他にも、式場ホテルに前泊者がいた場合、そのキャンセル料はどうするのか、何日前であれば幾ら払うのか、それが緊急事態宣言により余儀なくされたものでも、新郎新婦負担になるのかなど、疑問点は一通り質問しました。

コロナ禍での緊急事態宣言に伴い、挙式を延期するか、決行するか、判断に悩む新郎
決行か延期かを悩む日々

このような感染状況の中、家族婚に変える案もありましたが、私たちは祖父母に見てもらいたい気持ちが強かったため、その決断もできませんでした。緊急事態宣言を出すなら早く出して欲しい、、、という気持ちで、精神的にはきつかったです。結果的には、1/7に2度目の緊急事態宣言が発令されることになりました。キャンセル料が発生するよりも前に発令され、また式場は休業対象には含めないという内容で、式場側も方針を固めることができました。

挙式自体はできることになったのですが、都内の感染者数が毎日1000人を超える状況になってしまい、挙式をしてよいかどうか、再度悩むことになりました。
2人で悩んだ末、「人を集めるのは難しい」と判断し、再延期を決断しました。とても辛い決断でした。

次回に続きます