日常生活の物理|身近で体験できる科学のブログ

日常に関すること、何でもつぶやきます。物理的な視点を加えることが多いかも。

コロナ禍での結婚式:挙式・披露宴での対策や注意点

前回までの記事で、コロナ禍の結婚式の体験談をまとめてきました。

これから式を挙げられる方、本当に悩みが尽きないと思います。私たちも挙式を延期するか、規模を縮小するか、と悩むポイントがありました。その都度、妻と一緒によく相談しながら、家族や列席者の話や様子を伺いつつ、決断していきました。

少しでも参考になればと思い、私たちが悩んだポイントや注意点を、以下に書かせて頂きました。

コロナ禍での結婚式の注意点
結婚式をふりかえって

キャンセル料や延期料

キャンセルや延期のポリシーは、式場にきちんと確認した方が良いと思います。高額なお金がかかるところですし、聞きづらいことでも早めに聞いた方が良いと思います。結婚式自体のキャンセルや延期に費用がかかるか、といった大きな話だけでなく、例えば挙式何日前にキャンセルとなった場合には、食事代やお花の費用がかかるかどうか、なども確認が必要です。食事代やお花の数は、式場が発注するとナマモノなので費用が発生しますし、列席者数で発注数量が変化します。私が依頼していた式場は、2週間前が期限でした。何日前までは検討の猶予があるか、というのは大事なポイントで、もし私たちのように、挙式予定日前に感染者数が増えてきている最中だったりすると、どうしても気になってきます。何日前までを検討期間にできるか、という話は、式場とよく相談した方が良いと思います。

結婚式の招待客

参列者をどこまで呼ぶかの判断は、恐らくどの挙式でも悩まれていると思います。親族や友人との関係、参列者の年齢や持病の有無、この人にだけは挙式に来てほしいと思うライン、あるいは参列者の心情・状況など、様々な要因によって変わるので、一概に答えを出すのは難しいと思います。自分たちもそうだったように、どの挙式でも悩まれているようです。答えのない問題なので、難しく考えず、来てもらいたいと思う方に、招待するのも手だと思います。もし悩む方は、両親と相談したり、周囲の様子を伺ってみるのも、良いかもしれないですね。(やりすぎるとしんどいので、ほどほどに)
私たちの場合は、祖父母に見てもらいたい、お互いの親族の方にご挨拶をしたい、という気持ちが強かったので、友人を含めた挙式から、親族婚の形に変えました。友人とは、別の機会にオンラインで飲むようにしています。またコロナが落ち着いたら、リアルで飲む約束をしました。

挙式予定日

これも悩ましいところだと思います。私たちは、1回目の緊急事態宣言では8か月の延期、2回目の緊急事態宣言では3か月の延期判断をしました。前回記事で書いたように、2回目の延期では、少しでも感染者数が減少したタイミングを狙えるように、感染者数推移を予想して、日取りを選びました。今回たまたま上手くいっただけだと思いますが、もし宜しければ参考にしてください。
長期間の延期を決断されている方に、一案として挙げたいのですが、感染者数が静まってきたら、その時期に開催してしまうのも良いのではないか、と思います。

緊急事態宣言

もし挙式予定日に近づいた頃に発令された場合、その内容に気を払った方が良いです。私たちの場合、1回目の緊急事態宣言と、2回目の緊急事態宣言では、式場が対象に含まれるかどうか、という違いがありました。2回目の緊急事態宣言では苦労したのですが、実際に発令されるまで、緊急事態宣言の要請内容が分からないのも厄介なところです。
※2021/4/30現在、3度目の緊急事態宣言が発令されています。ブライダル業界への要請は「1.5時間以内の開催、参加人数50人以下または収容率50%以内、酒類提供・カラオケ設備の使用自粛」といった内容があるようです。式場によって詳細が変わるかもしれませんので、ご確認下さい。

オンライン挙式

一案として、オンライン挙式を検討してみるのは、良いと思います。結果的には、私たちはオンラインにはしなかったのですが、選択肢として持つことにしました。具体的に考えてみると、特に追加費用も掛からずに準備できそうで、これはこれで楽しそう、という気持ちでした。
何より大事だったと思うのは、2度目の緊急事態宣言を体験したときに、次こそは絶対にできる、という心境になれたことです。いつできるのかまったく分からず、タイミングが悪ければ次回も延期かも・・・という気持ちだと、中々前向きになれなかったので、選択肢を広げても良いと思います。

メンタル面

Twitterのタイムラインを見ていると、大事なポイントなんじゃないかと感じています。私たちも、挙式が終わらないと前に進めないかのような、そうした心境になることはありました。ときには一旦忘れることも大事です。気分転換などをしましょう。一度目の延期判断後は、2人でゲームをしたり、別のことをしていました。

恐らくコロナ禍の結婚式を経験した方にしか、分からない気苦労なのだと思います。結婚式を挙げるだけのこと、、、とは言いながらも、ストレスが掛かることが非常に多いのです。Twitterの体験談を見ていると、結婚式を挙げることに対して、家族から批判的な意見を頂いた例もあるようです。結婚式は重要なライフイベントと捉えている新郎/新婦にとっては、「今挙げなくってもいいじゃない?」という何気ない一言でも、辛く感じる方もいます。本来おめでたいはずの結婚式が、後々禍根を生むきっかけになってしまわぬよう、もし声をかけるときにはお互いに配慮があると、良い関係を築けるのだと思います。もし挙式に招待されたけれど、どうしてもいけない(列席に抵抗感がある)・・・という方は、欠席の旨だけ、素直に伝えて頂くことをお勧めしたいです。

幸い私たちの親族からは、私たちの最終判断に委ねると言って頂けたので、周囲の意見に振り回されるようなことはありませんでした。その点は私たちも深く感謝していて、きちんと感染対策をしなくては、という思いがありました。できる限りの対策をし、これらの対策を施していることを、事前に周知していくことは大事だと考え、そのようにしました。

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長々と書いてしまいましたが、最後までこの記事を読んで頂き、ありがとうございました。少しでもコロナ禍での結婚式について、参考になれば幸いです。